ニシキキュウセン Halichoeres biocellatus @屋久島

写真は体色が完全にまだのっていない幼魚。ニシキキュウセンの幼魚は通常、眼状班は2つなのだけど、この子は3つ。眼状班は背びれにある丸い模様のこと。英語でeye spotと呼ばれ、魚だけじゃなく蝶にもあります。敵からの攻撃をそっちに引きつけ重要器官である眼を守るためと言われたりしていますが、本当のところどうなんでしょうか。

眼から離れた位置にあることが多いですが、擬態がうまく成功したなら、進行方向を勘違いさせ捕食から逃れられる効果があるかもしれません。ニシキキュウセンの眼状班は成魚になると、メスはそのままの残りますが、オスは消えて無くなってしまいます。 ベラ科の魚は幼魚からまずメスに成長します。そして、そのメスの集団から成熟した個体のみがオスに性転換してハーレムを形成します。

オスになればもう安心、っていうことなのでしょうか。ん〜、答えは風の中、いや、海の中。早く海で暮らさないとだなあ。台風でガイドがキャンセルになると、いろんな意味でモンモンとしますね。笑

 

2013年9月14日矢筈神社下にて撮影