屋久島yakushimaでは全域で生息しているアオウミガメ。ダイビングでもスノーケリングでもカヤックでも、よく出会います。よく出会うアオウミガメだけど産卵で屋久島に上陸することはほとんどないそうです。反面、海の中ではめったに出会えないアカウミガメは、めちゃくちゃ上陸し産卵をしているのは、なぜなんでしょうか。。。
ダイビングメッカの一湊のアオウミガメたちは人が近づいても逃げないことが多いのに、南部で出会うと一目散にものすごいスピードで逃げていくことがほとんどです。鹿や猿同様、ウミガメも人なれするのかもしれません。
英名はGreen Sea Turtle。なぜ緑のウミガメと名付けられたかは、体脂肪が緑色をしているかららしいです。脂肪が緑。。。見たいような、見たくないような・・・。アオウミガメがよく食べている海藻の緑の色素が体組織を染めているようです。
ミルなど海藻を食べている光景をよく見かけていたので、アオウミガメは海藻ばかりを食べる生きものだと思っていたのだけど、屋久島の海に潜り始めて10年。こんなシーンに出会いました。
https://www.youtube.com/watch?v=hlNm1H9pdeQ
死んでから数日経っていると思われるワモンダコ?の死骸を、アオウミガメが食べていました。
ウィキペディアで調べてみると
食性はほぼ植物食で、アマモ・ウミヒルモ・リュウキュウスガモなどの海草を食べるが、キクヒオドシ・ツノマタなどの藻類も食べる。クラゲ、サルパ、海綿動物、魚卵などの動物質を食べることもある。日本では九州以北では藻類、南西諸島では海草と海藻を食べる。一方で飼育下では魚類やイカなどの動物質や配合飼料を食べることも多く、主に植物質を食べるのは遊泳している獲物を捕食するのが難しいためと考えられている。
そうか、アオウミガメは実は雑食だったんだあ。
グーグルではなく、ネットのバーチャルの世界ではなく、実体験の中から自然の新たな一面を知った喜びは、何年たっても宝ものに出会えたような気持ちにさせてくれます。